経理部(5名)では、毎月約400枚の交通費・接待費レシートを目視で仕訳していました。AI-OCR+仕訳下書き生成の導入後、確認作業中心のフローに切り替えています。
経理部リーダーの山口さんいわく、「AIが勘定科目を提案してくれるので、迷っていた経費区分の判断基準がチーム内で揃った」とのこと。次は請求書照合への展開を検討中です。
AI活用定着の90日目に発行する社内報と、それに連動する就業規則改定案(AI利用)のサンプルです。架空のIT企業「サンプルテック株式会社」を題材に、マガジン調の社内報と正式な第○条形式の規程文書を、タブで切り替えて閲覧できます。
「ツールを入れた」で終わらせない。経理の1時間、営業の追客文、管理部の社内報──現場で起きた変化を、社長が直接お伝えします。
皆さん、こんにちは。代表の林です。今年4月に始めた全社AI活用プロジェクトが、いよいよ90日目を迎えました。最初は「ChatGPTって何に使うの?」という声も多かったですが、今では経理部のレシート仕訳、営業部の追客メール、そしてこの社内報の原稿まで、現場の皆さん自身がAIを使いこなし始めています。
大切にしてきたのは、「全員が同時に上級者になる」必要はないということです。まず1つの業務で成功体験を作り、そこから横展開する。経理部の月次処理時間が38%短縮された事例は、まさにそのアプローチの成果です。次の四半期は、成功パターンを部門横断で共有し、全社研修を通じて「自分の業務ではこう使える」を増やしていきます。
同時に、就業規則へのAI利用ルール追加も進めています(本号と合わせて改定案をご確認ください)。自由に使ってほしいからこそ、個人情報・著作権・生成物の確認責任を明文化します。疑問点はFAQまたは各部門のAI推進リーダーまで。
経理部(5名)では、毎月約400枚の交通費・接待費レシートを目視で仕訳していました。AI-OCR+仕訳下書き生成の導入後、確認作業中心のフローに切り替えています。
経理部リーダーの山口さんいわく、「AIが勘定科目を提案してくれるので、迷っていた経費区分の判断基準がチーム内で揃った」とのこと。次は請求書照合への展開を検討中です。
営業二部の田中(入社3年目)に、追客メールのテンプレ化について話を聞きました。
田中さんは、商談メモをCRMに残す習慣から始めました。Day3・Day7・Day14の追客タイミングごとにAIが下書きを生成し、担当者が事実関係を確認して送信する流れです。「Before/Afterで見比べられるサンプルが社内にあって、先輩の書き方を真似しやすかった」とも言います。
成功事例を全社に展開するため、部門別のハンズオン研修を実施します。参加必須の共通パート(30分)の後、部門別に60分の実践ワークを行います。
| 日程 | 対象 | 内容 | 会場 |
|---|---|---|---|
| 8/6(水)10:00 | 全社(共通) | AI利用ルール説明・情報セキュリティ | 本社3F 大会議室 |
| 8/7(木)14:00 | 営業部 | 追客メール・提案書下書きワーク | 本社2F 営業室 |
| 8/8(金)10:00 | 経理・総務 | レシート仕訳・社内文書ワーク | 本社2F 経理室 |
| 8/12(火)13:00 | 開発・CS | 議事録・FAQ生成ワーク | オンライン(Zoom) |
※ 欠席の場合は、eラーニング(社内Portal掲載)+部門リーダーへの報告をお願いします。
生成AI等の業務利用に関する規定の追加
文書番号:HR-POL-2026-07-003 | 制定予定日:2026年8月1日
サンプルテック株式会社(以下「会社」という。)は、生成AI(Generative AI)その他の人工知能関連技術(以下「AI等」という。)の業務利用が拡大するに伴い、情報セキュリティの確保、個人情報の保護、および業務品質の維持を目的として、就業規則に以下のとおり規定を追加する。
本改定案は、2026年7月15日付の経営会議において原案が承認され、2026年7月22日より全社員に周知する。2026年8月1日より効力を生じる。
| ツール名 | 利用範囲 | 入力制限 |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Copilot | 全社員 | 機密区分「社内限」まで。個人情報はマスキング必須 |
| 社内GPT(SampleGPT) | 全社員 | 社内ドキュメント参照可。社外秘以上は不可 |
| Notion AI | 開発・CS部門 | 顧客情報の入力禁止 |
AI活用が続く会社には、成功事例の可視化(社内報)と、利用境界の明文化(就業規則)の両方があります。どちらも「社員が自分で作れる」状態がゴールです。